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インドネシア語、ポルトガル語を使った救急法短期講習を実施!

ケガの応急手当を教える小川ニア指導員(中央)と谷口指導員(左)

 愛知県は外国人住民比率が全国2位と多くの外国人が暮らしています。外国人は、災害時において、言語や文化の違いなどから困難を抱えるケースが多くあります。日本赤十字社愛知県支部では、外国人を単に要配慮者として捉えるにではなく、赤十字事業への参画を通して地域における支援者として活躍できるよう、活動の場の提供やボランティア養成に取り組んでいます。
 昨年12月には、日本人にも外国人にも応急手当の方法を指導できる外国人ボランティア指導員が3名誕生しました。


小川ニア指導員の言葉を真剣な表情でメモをとる受講生たち

 そして6月4日、豊橋市で3人の外国人指導員が、それぞれの母国語を使って、地元地域に暮らす外国人住民を対象に、ケガの手当や心肺蘇生の方法を伝える救急法短期講習を実施しました。
 午前中は、インドネシア出身の小川ニア指導員による心肺蘇生や熱中症対策、止血方法といった内容の講習を実施し、4名のインドネシア出身の外国人住民が受講しました。
 受講した外国人住民たちは、小川ニア指導員からの指導内容を真剣な眼差しでメモをとり、心肺蘇生や止血方法など、一つ一つ確認しながら、いざいという時の知識や技術を学びました。
 受講生からは、「慣れ親しんだインドネシア語による講習で、とても分かりやすかったです!そして、疑問に思ったことも、すぐに母国語で質問して確認できるのが良かったです。私には、幼い子どもがいるので、今後は幼児安全法なども受講してみたいです!」との感想をいただきました。


頭部のケガの手当を指導する杉尾指導員(右)

 午後からは、ブラジル出身の杉尾美恵子指導員とパラグアイ出身の谷口君子指導員のポルトガル語による講習を実施。同じく、心肺蘇生やケガの手当の方法を伝える内容で、人が倒れていた際に「だれか来てください!」、「119番通報お願いします。」といった日本語で周囲の人に助けを求めることの必要性も説明しました。
 「今日は、新しいことを学びたいと思い講習に参加しました。講習を受けてみて、災害時だけでなく、日常でも役立つ知識が身につき、とても勉強になりました。いざ何か起きたとき、日本語が分からないからと逃げるのではなく、他の外国人住民も防災減災の技術や知識を身につけて欲しい。」と語っていました。


10代の学生も参加!

 今回は、豊橋市国際交流協会に受講生を募ってもらい、母国語による講習が実現しました。愛知県支部では、豊橋市国際交流協会と協働で、引き続き外国人住民を対象とした「やさしい日本語を活用した講習」や、救急法救急員養成講習を豊橋市で実施いたします。

 今後も愛知県支部では、県内各地の関係機関と連携し、防災減災分野を皮切りとした多文化共生社会の実現を図っていきます。


ポルトガル語の講習の後の記念撮影!